小さなお子さんがいらっしゃる家庭でも、保護者の方がいれば、ハムスターを迎え入れることのハードルは高くないかと思います。
わが家では、ジャンガリアンハムスターとゴールデンハムスターを数匹ずつ、育てています。
愛らしい姿で人気のあるハムスター。最近では、フードの種類も豊富ですし、飼育容器もさまざま。遊び道具も各メーカーから色々と工夫したものが販売されています。
でも、ハムスターの遊び道具って実は意外と、どの家庭でも手軽に手に入れらるものを利用して作ることができてしまうのです。
今回は、私が実際に作った遊び道具、主に段ボール箱などを利用したおもちゃについて、ご紹介します。
●ハムスターは本能的にものをかじる
ゲージを水槽タイプにしているか、金網タイプにしているか、によって、違いはありますが、わが家のハムスターは上下がプラスチックで真ん中が金網タイプのゲージを使っているため、ガリガリとよく噛んでいることがあります。
水槽タイプにすれば、ガリガリと噛む音は解消されますが、湿気がこもりやすいというデメリットがあり、悩ましいところです。たとえ、水槽タイプにしたとしても、ハムスターは歯がのび続ける生きもの。ストレスも溜まりますし、かじり木などを与えていた方が良いとされています。
ものをかじることでストレスを解消しているため、木製の巣箱、木製のおもちゃはガリガリと噛んだ跡でいっぱい。ワラで作られた巣をわが家では与えたことがありますが、見事にばらばらに解体されていました。
かじられるものがあれば、ハムスターは何でもおかまいなしにかじります。ゲージの近くに大切な衣類や電気コードなどは置かないようにしましょう。
●段ボール箱は思いきりかじってもらおう!
ほとんどのご家庭で、不要になった段ボール箱等はあるかと思います。
わが家では、ゲージに入る大きさで、作りが複雑になっている精密機械が入っていた段ボールと、適当な大きさに切った段ボール箱の切れ端をつなげて、手作りのトンネルを作りました。
遊んでくれるかな? と、様子を見ていると、好奇心旺盛なジャンガリアンハムスターと、ゴールデンハムスターは新しいおもちゃに夢中になってくれました。
翌日、ゲージを覗いてみると、きれいに作ったはずのトンネルは原型をとどめていませんでした。夜の活動時間の中で、ガジガジにかじられていたのです。
特に体が大きく、歯も大きなゴールデンハムスターに作ってあげた段ボールの手作りトンネルは、これでもか、というくらいに粉々になっていました。
飼い主の意図とは違う方向に行ってしまいましたが、ハムスターの本能を刺激できたのかもしれないと思えば、それで良いでしょう。
段ボールの入手は容易ですし、かじられたら、また作ればいいのです。割り切ることも必要ですね。
この時、注意すべき点は、ホッチキスや尖ったもの、テープやノリなどを使わないようにすることです。ハムスターが間違ってかじっても大丈夫なように麻ひもを使うなどの工夫をしましょう。
●お菓子の箱も使えます
紙製のお菓子の箱も、捨てずに取って置けば、巣箱の代用に使えます。同様に、ティッシュ箱も、キッチンペーパーの芯、トイレットペーパーの芯も、巣箱やトンネルに再利用できます。
注意したいのは、ハムスターが誤って食べてしまわないように、フィルムやシールなどは取っておくことです。
こんなものでも使ってくれるかな? なんて思うものでも、ハムスターにとっては喜ばしいものになるかもしれません。
●まとめ
家にあるもので、人間には不要となったものでも、ハムスターにとっては新しい遊び道具となることがあることをお伝えしました。
アイディア次第ではその可能性は広がります。
工作感覚で色んなものを作ってみるのも楽しいですよ。