ウールサッキングとは
6歳メスの三毛猫のウールサッキングに気づいたのは、生後6か月のころでした。
冬になり、保温にフリース生地の猫用ベッドを用意しました。
2~3日後、ベッドに大きな穴が開いているのに気づきました。
「えっ!猫が食べた?」
そのころから、フリース、靴下、セーター、靴ひもまで食べてしまうようになりました。
このように、布類をたべてしまう病気をウールサッキングといいます。
ウールサッキングの原因
病院の先生の診断
飲み込んだものは、だいたいは吐き出すか、フンと一緒にでてきます。
しかし、まれに腸閉塞をおこして命をおとすこともある、やっかいな病気です。
ウールサッキングのはっきりした原因は分かっていません。
うちの場合として考えられるのは、
・生まれてから、幼くして母猫と引き離されたストレスのため
・野良猫だったときに、食べられるときに食べなければいけない過酷な環境が身についてしまったため
このように診断されました。
具体的な対処法とは
先生からのアドバイス
・夜中に食べられるエサを置いてあげる
夜中にお腹がすくと衣類を引っ張り出して食べるので、夜用のエサを置く。
夜中に餌を自動で出してくれる自動給餌器に利用がおすすめ。
肥満防止のためカロリーの低いものを少量用意するのがよい。
・スキンシップを心がける
寂しさやストレスを感じると、ウールサッキングがひどくなるので、充分にスキンシップの時間をとること。
家で気をつけること
・衣類はすべてタンスの中へ、スポーツシューズなどの紐のある靴はすべて靴箱へ入れること。
すぐに実行しないと、あっという間に食べられて穴があきます。
いろいろな物が断捨離されてしまいました(涙)
・つねに猫草を置いておく。
口さみしくなったとき、猫草を噛めるようにいつも置いてあります。
毎回鉢ごと買うのは経済的ではないので、自分で土と種を買って育てています。
それでも食べてしまったら
気を付けていても、どうしても防げないときもあります。
ほとんどの場合は、吐くかフンと一緒にでてくるので様子を見ます。
しかし、いつもと様子が違う時や心配なときは、やはり獣医さんに見てもらうことが必要です。
うちの場合ですが、排せつのあとにお尻から細いヒモが垂れて、かたいフンがくっついていたことがありました。
気持ちが悪いのか、パニックをおこして走り回っていたので、すぐに医者へつれていきました。
このようなときは、無理にヒモをひっぱるのは厳禁。腸にからまっていたとしたら大変なことになります。
ヒモをハサミで切ってもらって様子を見ることに。その後フンの中に靴ヒモが混じって出てきました。
まとめ
やはり、ウールサッキングは治りにくい病気なのでつねに気を配ってあげないといけないですね。
ずっと付き合っていかなければならない病気なら、家族のみんなの協力も必要だと思います。
大好きな愛猫と末永く幸せに暮らせるように、対策をとって一緒に気を付けていきましょう。