【はじめに】
我が家には私達が直接保護した白黒のハチワレちゃんのロビン2歳と知り合いから保護を頼まれた真っ黒君のサボ1歳がいます。
2匹はとても仲良しで、一緒に寝てる時以外は大運動会の毎日です。
【第一章】『先住猫ロビンの母性本能?』
当時まだ1歳のロビンがいる私達に、保護猫を育て上げたと噂を聞いて、子供の友達の親御さんから、子猫を三匹も保護して、引き取り手を探しているとの連絡がありました。
猫はロビンが初めてでしたが、手がかからないのがよくわかっていたので、あと一匹くらいならと引き取りに行きました。
その家にはすでに犬が2匹、猫が2匹先住していました。
子猫3匹の中で人間にすっかりなついている子が一匹、これがサボ君でした。
残りの2匹は片方がもう片方を守っている状態で、離すのが可愛そうな感じでした。
愛情深くすべてを愛せる主人は、3匹一緒でも2匹でもいいと言いましたが、先方がこの2匹は慣れるまで時間かかりそうだから、黒猫だけということで決着しました。
我が家に帰り、ロビンを育てた大きいゲージを組み立て、先住猫のロビンがサボに慣れなくてはダメだと気を使いましたが、出してと鳴きまくる元気な赤ちゃんサボを、ロビンがずっとゲージの横に座り様子を見ながらうろうろしています。
一度もシャーッと言わないので、平気かもと思いゲージからサボを出しました。
すると、ロビンのあとをついていくサボ、暇さえあればサボを舐めてあげているロビン。
その日のうちにゲージは撤収しました。
そしてトイレや水飲み場を2ヵ所ずつ作りましたが、同じところに2匹同時に済ますので1ヶ所が無駄のようなので撤収しました。
私達は最初の1日で相性は悪くないとわかり、ホッとしました。
【第二章】『親子か姉弟』
サボが最初にいた家の人に、ロビンとサボの仲睦まじい姿を写真に送りま した。
すごく喜んでくれて、そしてロビンの優しさにビックリしていました。
サボが赤ちゃんだからかなと思っていたら、半年が過ぎてサボがロビンより大きくなっても、ロビンはサボの居所を常に探して、寝ている側に行って舐めてくれます。
ロビンに甘やかされて育っているサボは1歳を過ぎる頃には、ロビンがやらないようなイタズラを始めました。
押し入れやドアを器用に開けて中で遊びまくる、お風呂やトイレもドアを開けてぐちゃぐちゃにします。
サボが開けたドアの中をロビンが一緒に入り、私が気づいて怒鳴るときはサボは逃げていて、ロビンは首根っこを私に持たれて叱られます(笑)
でも、わざとロビンを怒っているとサボは姿を現し、私の気を引きます。
それはロビンを怒るのをやめてと言っているのか、俺もかまってなのかわからないけど、二匹の連携にいつも許してしまいます。
そして、今日も2匹はまだ朝晩寒い北海道で、床暖房の暖かいところで2匹並んで寝ています。
ロビンはサボをどう思って優しいのかわかりませんが、2匹はまるで親子か姉弟のようです。
時々サボはロビンが舐めている場所に納得いかない時、ロビンを掴み自分が移動する訳じゃなく、ロビンを移動させて続けさせます。
ロビンも何もなかったように続けます。
猫タワーの下を歩くロビンに上からちょっかいをかけるサボに、怒るどころか、探していたサボを見つけて嬉しそうなロビン。
私よりもよっぽど愛情深いロビンに感服です。
【最後に】
2匹はずっとこのまま仲良く暮らしていく気がします。
ロビンの優しさはどこから来るのかわかりませんが、主人はイタズラするサボがビビるほど私が鬼になるので、ロビンが慰めてるのだろうと言います。
もしそうなら、サボがイタズラをする前にやめさせてよ、ロビンちゃん…と思う今日この頃です。