我が家のアメリカンショートヘアの男の子が、5歳のころ、突然トイレに行かなくなりました。
机の下に入り込んで低くうなっているので、慌てて動物病院に連れて行きました。診断はストラバイト結晶。
結晶が尿道に詰まって尿が出なかったのです。
ストラバイト結石、結晶ってなに?
おしっこがアルカリ性に傾いてしまうと、結晶が出来てしまうそうです。獣医さんによると、猫の尿道はボールペンの芯ぐらいの細さで、少しの結晶でも、詰まりやすくなるらしいです。男の子で太り気味の子はかかりやすいみたいです。
うちの子も7キロあるので、まさにそのとおりという感じです。ひどくなると、尿毒症になって、命に関わる危険な状態を引き起こすといいます。
治療は、カテーテルを挿入して尿を出しました。血尿もあったので薬も処方されました。カテーテル処置をしているときに、悲しそうな、痛そうな鳴き声が聞こえてきて「ごめんね」という気持ちで一杯でした。
ストラバイト結石の予防法は?
ストラバイト結晶を予防するには、尿のPhを弱酸性(5.8から6.2)にコントロールし再結晶化しないようにする必要があるそうです。
食事療法と、定期的な尿検査で、長く付き合っていくことになります。獣医さんに勧められたのは、ロイヤルカナンのユリナリーケアS/0ドライです。
これは、ロイヤルカナンの㏗コントロールのなかでも、最もストルバイト結石の溶解・予防効果が高く、治療食として広く知られているようです。
また、獣医さんによると、長期間にわたって与えても体に害をあたえるなどの報告がないため、安全だといわれました。
粒の大きさは、1㎝より少し小さく、においは普通のキャットフードと変わりません。うちの子は、魚系のにおいが好きなので食べるかどうか
不安でしたが、飼い主の心配をよそに、パクパク食べていました。一安心です。
なぜ、ストラバイト結晶になってしまったのか考えてみました。体質などともいわれますが、うちの場合は、おやつに与えていた猫用かつおぶしもひとつの原因かもしれません。うちの子は、かつおぶしが大好きで、喜ぶのでついつい与えすぎていたようです。
かつおぶしには、マグネシウムやリンが含まれており、これらがストラバイト結晶の原因になるからです。
ストラバイト結晶になってしまうと、食事療法をしながら一生付き合っていかなければなりません。また、おやつを与えることもできません。おやつ替わりに餌を何粒かあげたり、またたび粉を与えたりして気分を変えています。水をなるべく飲ませなければならず、あまり飲まないときは、洗面所やお風呂に連れて行くなど、飲む環境を変えたりしています。パウニーという尿トラブルに効果があるといサプリメントも試しています。今のところ、ストラバイト結晶もできず、体調も安定しています。
まとめ
猫は痛いや辛いをいうことができないので、飼い主が体調に気を付けてあげないといけないなと思いました。
普段から気を付けておくことが大事です。