FIPという病気について(闘病記)

【FIPという病気】
 私は現在、保護猫を2匹飼っています。3代目4代目になります。2匹とも元気です。
ですが、去年飼っていた2代目は、生後3ヵ月で「FIP」という病気にかかってしまいました。治療法がない不治の病です。海外では薬の研究がどんどん進んでいるそうですが、日本の医療はまだまだのようです。猫を飼う方には、知っておいてほしい病気なので私の体験談を書きたいと思います。

FIPという病気を知ったきっかけ

1.保護猫を迎える

一昨年の冬。インスタグラムで里親を募集していて、生後2ヵ月のラグドールの子猫を迎え入れました。とても可愛く元気な男の子です。ご飯もよく食べものすごく甘えたでした。よく遊び、よく食べ、よく甘え、初めの1ヵ月はとても楽しい時間でした。

2.不調が続く

猫は1歳になるまで何かと病院通いが続く、と聞いていました。特に、母乳で育っていない子は身体があまり強くはありません。案の定、結膜炎になったり、風邪ひいたり、生後3ヵ月ぐらいまでよく病院に行っていました。薬を塗ったり飲んだりして、一時は体調が回復するという状況が続きました。

3.急な体調悪化

 「FIP」という病気は、昨日まですごく元気だった子でも、次の日に発症したりします。我が家の猫も、前日まで何事もなく生活をしていたのに、朝起きたら急にしんどそうにしていました。

病院に連れていくと、先生の顔色が変わり病状を説明してくれました。「99.9パーセント死に至ります」と。私は、その病気を聞いたことがありました。まさか、とは思いましたが病気には勝てませんでした。腹水が貯まるウェットタイプといわれ、呼吸困難になります。3ヵ月ちょっとの小さい身体が、必死で生きようと呼吸している姿が今でも目に浮かびます。お腹の毛を剃られてのエコー検査。食欲は落ちるので、食欲が戻るように好きなものを好きなだけ食べさせてあげる生活。ラクトフェリンやステビアなどの自然療法。

1件目の病院では「手の施しようがありません。」と言われ、藁をもすがる思いで別の病院へ。2件目の病院では注射三昧。高額なお金が毎週飛んでいきました。下痢、嘔吐、発熱、便秘。お尻から水を入れられ、便を出す苦しそうなマッサージ。思い出すだけで涙が出ます。はじめて唸り声をあげたのも病院でした。

猫は病院が嫌いです。ストレスをなるべく減らしてあげるようにすればよかったなと後悔しています。延命治療は良かったのか悪かったのか、今でも考える日々です。

 生後5ヵ月で我が家の猫はお空へ旅立ちました。家族全員が見守る中、吐血し病院へ向かう車内で息を引き取りました。闘病生活2ヵ月半。FIPの平均寿命は発症から10日と言われています。ものすごく頑張って生きてくれました。小さな身体でよく耐えてくれました。

まとめ

このような、辛く苦しい病気があります。まれな病気とは言われていますが、私が保護猫関連で関わった人たちは、ほとんどFIP経験者でした。まれな病気ではないのかもしれません。1歳になるまで、またシニア猫に発症する確率が高いと言われています。どの猫も元気で、過ごせる日がきたらいいなぁと願っています。

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