「知ってほしい!獣医師が伝えたいクサガメのお世話ポイント」

カメ

前文:

ことわざに「鶴は千年。亀は万年」とあることから、カメは犬や猫と比較して長生きしてくれるというイメージがあるかと思いますが、それはあくまでも犬や猫と同様に適切にお世話をすれば、の話です。

昨今のエキゾチックブームから安易にカメの飼育を始めて病気にさせてしまうオーナーさんが増えていることからも今回は現在自宅でクサガメ2匹と暮らしているオーナー兼獣医師の立場からクサガメのお世話ポイントを4点お伝えしたいと思います。

① 適切な水温を守りましょう

クサガメは半水棲種であり、自然下ではバスキングエリアのある河川や水場などで生息しています。

カメが最適な体温を維持できる温度帯は至適環境温度域:POTRと定義されていますがクサガメの場合は26.7℃~28.9℃となります。

よって、水温計やヒーターなどを用いて適切な水温を守ってあげましょう。

② 日光浴をさせてあげましょう。

自然下では日中に岩の上などで日光浴をしているクサガメですが、飼育下ではオーナーさんが日光浴の環境を整えてあげる必要があります。

今は室内に設置した水槽内で飼育しているオーナーさんが多いため、ライトを用いて人工的に日光浴可能な場所を作ってあげましょう。

用意するライトは骨や甲羅の形成のための紫外線ライト並びに光と保温のためのバスキングライトの2種類です。

基本的にはこの2種類のライトが持続的に当たる場所を水槽に設置した岩場に作ってあげれば、勝手に岩場にあがって日光浴してくれますが、中には一向に自分からあがろうとしないクサガメもいます。

我が家のクサガメが該当するのですが、その場合はオーナーさんが少なくとも1日1回は水中から出して日光浴をさせてあげましょう。

③ 綺麗な水槽環境を保ちましょう


クサガメは半水棲種であり、ほとんどの時間を水中で過ごすため飲水も排泄も全て水槽の中で行うこととなります。

よって水槽が汚れてしまうことは致し方ないということになり定期的な水槽の掃除は必須となってきます。

また、汚れをためないためにも、水槽ろ過機の設置は必要不可欠です。

今は安価で手入れも簡単な多種類の水槽ろ過機がホームセンターやネットショップ等で販売されているため、水槽の大きさや求める機能に一致した水槽ろ過機を購入し、設置してあげましょう。

我が家では毎週1回は水槽の掃除と共に水槽ろ過機を分解して中の炭などを水洗いしています。ちなみに、掃除の際は洗剤や消毒液の使用は避けるようにしましょう。

④ 適切なカメ専用フードを与えましょう

基本的にクサガメに与える食べ物は、カメ専用フードのみで問題ありません。

たまにクサガメが肉食~雑食性なことからお刺身やお肉等を与えるオーナーさんがいますが、クサガメは淡水性のカメであり、自然環境下にない食べ物を与えることは避けたほうが良く、おやつやコミュニケーションとして与えるならば市販されているカメ専用の川エビなどを与えるようにしましょう。

後文:

いかがでしょうか?適切なお世話をして楽しいクサガメライフを送りましょう!!

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