「現役トリマー執筆」愛犬の涙やけの原因と対策~トリミング、手術、フード選びについて解説

愛犬のお悩み解決

はじめに

愛犬の悩みはありますか?

言葉が通じない犬だからこそ悩みは付きものだと思います。

私は現役のトリマーですが、トリミングの際によく相談されるのが「涙やけ」についてです。

特にトイプードルやマルチーズによく見られる涙やけですが、どのような対策が1番効果があるのでしょうか?

今日はそんな涙やけの原因と対策をご紹介します!

犬の涙やけはなぜ起こる?

まずはなぜ涙やけが起こってしまうか、簡単にご説明します。

涙やけとは、何らかの原因で目から涙が溢れてしまい、目の下の毛が濡れたまま空気中の酸素に反応して茶色くなってしまったり、雑菌が繁殖してしまうことで起こります。

一度茶色くなってしまうとシャンプーでは汚れを取ることは難しいです。

なので、まず誰にでもすぐできる1番の対策は「涙をこまめに拭いてあげること」です。

ですが、こまめに拭いてあげるという方法は応急処置にしかならず、涙やけの改善にはつながりません。
根本的に解決するのであれば、これからご紹介する内容を試してみてください。

涙やけの原因と対策

・フードが合っていない

フードが合っていない場合、消化不良やアレルギー反応を起こして涙が多くなり涙やけの原因になっていると考えられます。

ずっと同じフードをあげていて涙やけに悩んでいる場合、まずはフードを変えることがオススメです。

変える時の注意点は以下の通りです。

・穀類が少なめのものを選んであげる

→犬は穀類の消化は苦手です。

原材料で1番目に記載されているものが「トウモロコシ」などの穀類であるフードは避けましょう。(消化自体はできるので少量で有れば可)

・肉の種類を変えてみる

→鶏肉メインのものから魚メインのフードに変えるなど。

食べてくれるかどうかサンプルでお試しするといいでしょう。

オススメは低カロリーでアレルギーの起こりにくい馬肉や鹿肉メインのものです。

・添加物も有害なものは避ける

→特に有名な発がん性のある保存料の「BHA」「BHT」「ソルビン酸カリウム」などは入っていないものを選びましょう。

・グレインフリーにも注意

→穀類を一切使っていないグレインフリーのフードはその分自然と肉の量が増えます。

タンパク質の摂りすぎも涙やけの原因になります。

また、フードを変える時は一気に変えるとお腹を下す可能性があるため、最初は元のフード8割、新しいフード2割ぐらいから1週間ほどかけて徐々に変えてあげましょう。

犬によって合う、合わないがあるためクチコミサイトのランキングなどを信用しすぎるのはやめましょう。

また、フードを変える際はすぐに体に効果が現れる訳ではないので1ヶ月以上は続けることも大事です。

・涙管が詰まっている(塞がっている)

小さな子に特に多いです。

もともと犬の涙は涙腺→涙管→鼻へと流れていくのですが、涙管が老廃物で詰まったり、もともと穴が塞がっている子もいます。

手術で涙管に詰まった老廃物を取ってあげたり、涙管を通すという方法もあります。

生まれつき涙管が開いていない子に関しては手術するしかありませんが、必ずしなければならないという訳ではないので、よく考えて決断してあげましょう。

信頼できる獣医さんを見つけてから相談することをオススメします。

・目元の毛が目に入ってしまう

目に毛が入ると刺激でより涙が出やすくなり、目やにも付きやすくなるので涙を拭くのも大変になってしまいます。

トイプードルやマルチーズ、シーズーなど特に目の前の毛が伸びやすい子はトリミングの際になるべく目の前の毛を短くカットする注文をしましょう。

以下の写真の赤い部分を短めに注文します。

・子犬の場合や、花粉の時期だけひどくなる場合

花粉の時期によく目やにや涙が多くなる犬は多いです。

子犬の涙やけに関しては、成犬になれば落ち着く子もいます。

なぜなら、子犬のうちは興奮することが多く、涙が出やすい子もいるからです。

こういった場合も食生活に気をつけて涙をこまめに拭くようにしてあげましょう。

まとめ

涙やけはすぐ良くなるものではなく、多くの場合長期的に改善していくものになります。

どの対策が愛犬に合うかも試してみないと分からないことが多いので、手軽にできることから試してみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。