犬の前十字靭帯損傷について(診断、治療法)

愛犬の健康

我が家は、9才のヨーキーを飼っています。9才の夏、後ろ足の前十字靭帯損傷という怪我をしました。ウッドデッキの隙間に足が挟まった時に少し痛めていた後ろ左足靭帯が、車に乗るためにジャンプした瞬間に断裂したようで、膝が伸びたままびっこをひくような姿が見られたため、受診し、発覚しました。

★前十字靭帯って?

犬が運動する時に、膝関節が安定して屈伸運動ができるように働く後肢の膝関節にある靭帯です。

★前十字靭帯が損傷すると?

様々な原因で、完全あるいは部分的に切れると、膝関節で強い炎症が起こり、痛みや跛行(はこう=びっこ)が起きます。また、断裂した不安定な関節のまま運動し続けると、半月板の損傷を合併し、痛みや跛行が長期化します。

★前十字靭帯損傷の診断

①触診
②画像診断(レントゲン)
③神経学的検査・血液検査・関節液検査・超音波検査
④関節鏡あるいは関節切開による視認

★前十字靭帯損傷の治療

・内科療法=温存療法

安静や投薬、サプリメントやサポーター、リハビリ、環境整備や体重管理を組み合わせ、自己治癒力で膝関節が緩やかに安定していくのを補助していきます。

・外科療法

断裂した前十字靭帯をトリミング(除去)し、膝関節内を洗浄、安定化させる手術を行います。

我が家の場合は、外科療法=手術を受けました。元々半月板の溝があさく、膝のおさらがずれやすかったため、筋肉力も偏りがあり、それらも全て調整してもらいました。獣医さんには、手術はあくまでもリセットで、術後2か月が重要であると言われました。つまり、手術をしてよくなったではなく、その後、安静生活を送り、膝関節が安定するまでの2か月以内に再断裂やまた怪我をすることで、完治までさらに時間がかかったり、再手術が必要になったりするということです。


犬は、自制心をもって行動することが難しいため、飼い主が細心の注意を払うことが必要となります。手術自体は、全身麻酔で2時間程度だったため、1泊2日の入院でした。(希望があれば日帰りも可能とのことでした。)術後の2か月、サプリメントを飲んで、基本はケージの中で過ごさせました。また、滑りづらいマットをひき、膝に負担がかからないよう気をつけました。その間、本当に愛犬はよく頑張ったと思います。

★終わりに・・・

前十字靭帯の損傷は、犬の怪我の中でも多く、高齢化とともに起きる可能性も高くなります。怪我をさせない予防はもちろん、怪我をしても適切な対処をすれば、また歩くことができることを知ってもらうことで、皆様と愛犬がお散歩できる時間が長く続くことを願っています。

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