ノラ猫の殺処分を減らす活動ひとつTNRって知っていますか?

はじめに

最近、テレビをみているとネコノミクスといわれるだけあって、よく特集が組まれてみる機会がありますよね。

しかし家で飼われている猫ばかりではありません。

外で過酷な中で生活しているノラ猫はたくさんいます。

そしてノラ猫の鳴き声や糞尿に迷惑をしている人も多数います。

そんな中、今、ノラ猫を減らすために行われている活動がTNR活動です。

簡単にいうと、捕獲し、避妊去勢手術をし、元の場所に戻し見守るという活動です。

今回はTNR活動について詳しく解説をしていきます。

ノラ猫問題について

猫が好きな人には夏は暑いし冬は寒いし、ご飯も食べられない時もあるしノラ猫をかわいそうだと思いますよね。

逆に猫嫌いな人は、猫の鳴き声はうるさいし、なによりも庭に糞尿をされたり迷惑にだと思います。

ただ両者とも殺処分を望んでいるわけではないですよね。

それを解消されるために考えられたのがTNR活動です。

TNR活動ってなに?

TNRとは

T・・・Trap(トラップ)捕まえる

【準備】 飼い猫で外に出している子を捕獲しないために回覧板をまわすなどして

近隣住民に周知する

【実施】

ノラ猫や捕獲する人がケガをしないように捕獲機を使います。

この時に、ネズミ捕りなどで使う餌を吊り下げて捕まえるタイプ(吊り下げ式)は危ないため、踏むと蓋がしまる(踏板式)捕獲機を使用します。

餌を捕獲機の奥に置きおびき寄せて捕獲をします。

捕獲をしたあとは、素早く布などをかけて猫を落ち着かせます。

N・・・Neuter(ニューター)不妊手術

病院に連れていきオスは去勢手術、メスは避妊手術を施します。

この際メス猫は手術後に縫合をしますが、溶ける糸を使うため抜糸の必要はありません。

手術が終わると手術済のしるしとして耳をカットします。

方法はまちまちですが、耳の先端をVの字に切ることが多いです。

さくらの花びらに似ていることから 『さくら猫』と呼ばれています。

※耳を切るので痛そうですが全身麻酔をしているのでほとんど痛みは感じません。

R・・・Return(リターン)

手術が終わって麻酔がきれたら元居た場所に戻します(これは必須です)

耳カットがあれば手術済みだとわかるため2度と捕獲されることなく大切な目印になります。

実際、私もTNR活動をしましたが、5年たっても猫は増えていません。

なぜTNRがいい方法なのか

猫を減らしたいなら保護して飼い主さんを探せばいいと思いますよね。

正直それができればこれほどいいことはありません。

ただ野良生活が長いと人なれも難しく、ストレスになってしまうこと。

大人猫だとなかなか里親さんが見つかりにくい現実もあります。

なによりも猫の繁殖力が1番の問題です。

猫は交尾排卵のため交尾をすれば必ず妊娠をします。

猫は1年ね2回~3回出産をし、1回に3~4匹産まれ、またその3子猫も6ヶ月もすれば出産をするため50匹以上になってしまいます。

保護をするよりも、言い方は悪いですが蛇口を閉めることが必須になります。

オス猫もエリア内のメス猫が手術済みでも他のエリアに行って、子供を作る可能性があるので手術は必要になります。

まとめ

不幸なノラ猫を減らすためにはTNR活動は最も有効な手立てです。

T・・・捕獲

N・・・避妊去勢手術

R・・・リターン(元の場所返す)

サクラ耳の猫をみたら避妊去勢済みの猫です。

1代限りの命になりますので静かに優しくみまもってあげてください。

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