はじめに
猫に好かれたい…
猫の飼い主さんなら、そう願うのは当然のことでしょう。
でも、クールで気まぐれな猫サマの心をつかむのは、容易いことではありません。
猫に好かれるために、涙ぐましい努力を続けている人は少なくないでしょう。
人間の場合でも、「人に好かれたい」と思ったら、心がけることがありますよね。
猫も同じです!
まず基本は、「猫に嫌われることをしない!」です。
◆猫が嫌がる人の行動
では、猫が嫌がることとはどんなことなのでしょうか?
●低音の大声で呼びかける。
猫の耳に心地よいのは、高音の女性のような声で、太くて低い男性の大声には警戒心を抱いてしまいます。
なるべく静かに、優しく話しかけるようにしましょう。
●無理やり抱っこしたりする。
猫は、自由を奪われることが大嫌いです。
「でも自分からひざの上に乗ってくるから、抱っこも好きなんじゃないの?」と思われるでしょうか?
無理やり抱っこをすると、猫は「捕まえられた」と感じます。
逃げ出しにくい状態にされると、本能的に不安を覚えてしまうのです。
●気まぐれにかまおうとする
お腹いっぱいで眠いときやくつろいでいるときに、呼びかけたり、遊ぼうとして追いかけまわしたり…
気分が乗らないときにそのようなことをされるのは、猫にとってストレスでしかありません。
遊びたいときは猫から誘ってくるので、そのときを待ちましょう。
●香水やヘアケア用品などの、きついニオイ
猫の嗅覚は、人間の数万倍といわれています。
私たちが良い香りだと感じていても、猫は「耐えられないニャ…」と苦痛を味わっていることもあるのです。
◆猫に好かれるためには?
上記の「猫の嫌がる行動」をしなければ、猫サマのお好みに近づくことはできます。
そのほか、日ごろから次のようなことを心がけていると、さらに猫に好かれる可能性大ですよ。
●正面から見つめ過ぎない
猫が可愛いからといって、ついつい見つめ過ぎてしまうこと、ありますよね。
猫は、これが苦手です。
野生の本能が残る猫にとって、じっと見つめられるのは威嚇や攻撃を意味するのです。
なるべく眼を見つめないように、眼が合ったときは視線をはずすようにしましょう。
●静かに行動する
ぐっすり眠っていた猫が、少しの物音に驚いて飛び起きることはよくありますよね。
猫は、嗅覚だけではなく聴覚も優れているので、大きな声や音に恐怖を感じます。
家の中で歩くときも静かに、家事などもできるだけ大きな音をたてないようにしましょう。
◆まとめ
自由気ままに生きているように見えても、猫はとてもデリケートな生き物です。
可愛さのあまりやっていることが、猫のストレスになることもなるのです。
嫌がることは避け、そのときの気分を察してあげる、などを心がけると、もっと猫と仲良くなれますよ!