オカメインコと暮らす上で必要な知識、準備

オカメインコがペットとして飼われるようになったのは、およそ200年ほど前になります。
名前に「インコ」とありますが、インコではなくオウム目オウム科に属するオウムで、オウムの仲間で最小です。

オカメインコの外見

頬のチークが特徴で、「チークパッチ」と呼ばれ、オレンジ色や赤色をしています。頭部にある「冠羽」は犬のしっぽのように感情を表現します。
「冠羽」が寝ている状態で口を閉じているときは、リラックスしています。「冠羽」が寝ていて、左右に揺れているとストレスを感じてるときです。
「冠羽」が開いて立ち上がっている時は、喜怒哀楽がマックスになった時だと判断できます。
かわいいです。
オカメインコの大きさは全長35cm、体重50~90gほどで、全長の半分を占めるしっぽ
が特徴で、羽の色は、多種多様で、原種は「ノーマルグレー」で、体色は明るい「グレー」、翼の先や首まわりは「ホワイト」です。
顔と冠羽は薄い「レモンイエロー」で頬のチークは「オレンジ」です。
その他、ルチノー、ホワイトフェイス、パール、パイドの種類があります。

オカメインコの性格

性格は穏やかなので、飼い主さんにそっと寄り添うなど心が和むしぐさを見せてくれることが多いです。慣れてくると、肩に乗せるとこちらを見て話しかけてくることもあります。

オカメパニック

オカメインコは、デリケートな性格をしているので、地震や大きな音がすると「オカメパニック」を起こすことがあります。
驚いてケージの中で暴れたり、外に出している時は壁や家具にぶつかってしまい、ケガをして出血したり骨折することもありますので、パニック対策が必要です。
ゲージは、網へ衝突して羽を骨折したりするので、少しでも衝撃を緩和するため、大きめのサイズを用意します。
また、夜間もできるだけ真っ暗にせず常夜灯などを点けておくのもよいと思います。

オカメインコのごはん

食事は、シード食とオカメインコ用のペレット食をメインに与えます。人間の食べ物を欲しがることもありますが、病気の原因となるため与えるのは、控えましょう。

オカメインコの室温

ほかのインコと比べて、暑さや寒さに弱いので、室温の管理が必要です。
1歳までは特に注意が必要で、夏場はエアコンを活用する、冬場はペットヒーターを使うなどして快適な温度を心がけてあげましょう。
ペットヒーターを使う場合、電球タイプのものは、高温になることがあるので、電球の外ににカバーがあるものを選びましょう。
オカメインコが触っても火傷しないためです。
また、温度調節器も合わせて設置すると、温度管理が自動で出来、節電にもなります。

脂粉

オカメインコは、特有の白い粉(脂粉という)が出ます。
換羽期に関係なく毎日出るものなので、喘息など気管支系に疾患を抱えている人は、脂粉を吸わないようゲージにビールシートを掛ける、換気する等気を付ける必要があります。

まとめ

オカメインコは、他のインコたちと違い、オームらしも垣間見ることができる小さいオームです。インコをお探しの際は、ぜひ候補に入れてあげてくださいね。