はじめに
デグーは南米チリ原産の小型げっ歯類で、愛らしい仕草と賢さから日本でもペットとして人気です。
人に懐きやすく、コミュニケーション能力も高いため別名「アンデスの歌うネズミ」とも呼ばれているんです。
本記事では、デグーの特徴を種類別に紹介します。
カラーによって個体価格が違うため、本記事を読んでしっかり理解しておきましょう。
ノーマル(アグーチ)
最もスタンダードで野生に近い毛色が「ノーマル」です。
別名「アグーチ」とも呼ばれ、茶色またはグレーの毛で覆われています。
個体価格は5,000〜10,000円ほどです。
ノーマルタイプはペット遺伝子を掛け合わせた色ではありません。
そのため、身体が最も丈夫で、長生きしやすいカラーとも言われています。
ブルー
ブルーカラーのデグーはノーマルより青みがかったグレー色の毛並みが特徴です。
また、個体価格もノーマルより高く、7,000~25,000円ほどが一般的です。
その反面、寿命はノーマルより短いといわれています。
なぜなら、ブルータイプは野生のデグーから突然変異で誕生したデグーであるためです。
ですから、飼育する上でもデリケートな面があることを覚えておきましょう。
パイド
パイドとは色の名前ではなく、ぶち模様を意味します。
そのため、体の一部に白いぶち模様が入っているのが特徴です。
模様の入り方には個体差があり、同じパイドでも印象が大きく異なります。
価格は8,000~15,000円ほどです。
パイドは唯一無二の個性を楽しめるため、コレクター的な人気を持つ種類といえるでしょう。
ブルーパイド
ブルーパイドはブルーのデグーにパイド特有のぶち模様が入っているのが特徴です。
価格は8,000~15,000円ほどで、寿命もブルー同様ノーマルより短めといわれています。
ホワイト
ホワイトタイプは全身が真っ白い毛に覆われているのが特徴です。
日本では滅多に流通しないことから値段は25,000円以上すると言われています。
ブラック
ブラックのデグーはその名の通り黒い毛並みに覆われています。
シックで落ち着いた雰囲気を好む人におすすめです。
ホワイト同様、日本にはほとんど流通していないため、価格は35,000円を超えるケースもあるようです。
サンド
サンドは砂色に近い毛並みを持っているのが特徴です。
ノーマルよりもやや明るい毛色で、野性味と可愛らしさの両方を兼ね備えています。
ノーマルに比べて希少価値が高く、個体価格が30,000円を超えることも珍しくありません。
クリーム
クリームは、淡い茶色やクリーム色を基調とした柔らかいカラーが特徴です。
サンドなどと同様に日本での流通は少ないため、個体価格は約30,000円以上といわれています。
ホワイトパッチドブルー
ホワイトパッチドブルーは、ブルーパイドより白いぶち模様の割合が多いデグーです。
個体価格はその珍しさから25,000〜35,000円が相場といわれています。
種類ごとの特徴を理解してお迎えを検討しよう
デグーは大きく9種類のカラーに分かれていますが、性格や飼育方法に大きな違いはありません。
毛色の好みや希少性を考慮しながら、自分に合った種類を選びましょう。
