10歳で頸椎ヘルニアに
愛犬が病気になってしまったら、飼い主はなんとか元気に過ごせるようにサポートをすることと思います。
病気は犬種や年齢によっても変わりますが、愛犬が苦しい思いをしているのは飼い主も辛くなってしまいます。
少しでも、痛みをなくしてあげたいものです。
我が家のイタリアングレーハウンド、イタグレは2回も足を骨折して手術をしました。
また去勢手術はもちろん、歯周病の手術をしたこともあります。どれも、必ず元気になってくれることを願ってのことでした。
いろいろな事がありましたが10歳になるころ、激しい痛みにおそわれ大学病院に行きました。
そこで頸椎ヘルニアと診断をされました。しかもヘルニアが2カ所もある事がわかります。
頸椎ヘルニアは、犬の病気の中でもとても痛みが激しいと先生に言われました。
犬の頸椎ヘルニアの治療について
我が家のイタグレは痛みが激しかったため先生からは「もう少し若ければすぐに手術をおすすめします」と言われました。
しかしもうすぐ10歳の老犬です。最初はまず、ステロイド注射と薬での治療をすることになりました。
しかしステロイド剤は副作用もあり、長期間は使用できません。効果が出ることを祈りながら、治療を開始しました。
最初は薬が効いているのか、痛みが和らいでいるようでした。しかし長続きはせずに、また痛がるようになります。
ステロイド注射は1回18000円ほどです。しかし注射で痛みを和らげることはできても、取り除いてあげることはできません。
犬の頸椎ヘルニア手術と費用について
ステロイド剤では、なかなか思うような効果がでませんでした。
若ければこれからの事を考え、すぐにでも手術をお願いしました。しかし悲しいですが、寿命を考えると微妙な年齢です。
それでも痛みがなくなる様に、手術をすることにします。手術や麻酔については、先生を信頼し心配はしませんでした。
しかし後遺症や麻痺など、手術後の事が心配です。先生から「最初は麻痺がでて歩けなくても、1ヶ月くらいすると歩けるようになる」と言われました。
早い子だと1週間くらいで、歩けるようになるそうです。
入院は手術前日と当日の2泊。費用は50万円弱でした。金額にしてちょっとした軽自動車が買えそうです。
私がイタグレを飼い始めた頃は、保険はアニコムくらいしかありませんでした。骨折などするたびに保険を考えますが、結局入りませんでした。
手術費用は決して安い金額ではありませんでしたが、元気になることを信じて手術をしました。
手術は頸椎2カ所のため、少し時間がかかりましたが無事に終わりました。
まとめ:イタグレの頸椎ヘルニアの手術
術後は傷口がかなり大きかったため、本当に痛々しくかわいそうでした。それからしばらくは、手術の痛みと麻痺で不自由な生活となりました。
でも抜糸をする頃には、徐々に歩けるようになってきました。素早く走り回ることはできませんでしたが、普通に散歩は行けるまで元気になりました。
それから5年。15才まで元気に過ごす事ができました。あの時手術をして、痛みを取り除いてあげてよかったと今も思っています。