老犬のトイレの悩み~介護方法、オムツの活用について

愛犬の健康

日々生活を共にする愛犬。
子犬のころから一緒にいれば、その子の好きなこと苦手なこと、癖や、感情もすべて手に取るように伝わってきます。
ただ、年齢を重ねると少しずつ判断する力が弱ってきて今まで当たり前にできていたことが難しくなってきます。
それによって今まで喋らずとも分かっていた感情や気持ちが汲み取りづらくなることもしばしば・・・。
「トイレに行きたい」
という気持ちもその一つかもしれません。

【老犬がトイレをするとき】

今まできちんとしつけ通りにできていたトイレが、今まで通りにはできなくなります。
どこでも構わずしてしまうのです。
そのたびに怒るのはナンセンスで、対策が必要になってきます。

【オムツの活用】

是非、オムツを使ってあげてください。
我が家の場合は、少しでもコストを抑えるため人間の新生児用のオムツを使っていました。
これで一枚当たり数円安く済みます。
ただ、気になる方はペット用のオムツを使っていただいても構いません。
ここでお伝えしたいことは「オムツを使うだけで飼い主さんの精神面がだいぶ救われる」ということです。

【飼い主さんの心労】

正直、粗相をされると片付けが大変です。
毎日のことですからイライラも溜まってきてしまいます。
臭いも気になるし、何回これを繰り返せばいいんだろうと片付けに対して億劫な気分になってしまいます。
そんなときはオムツを活用して片付けからから解放されてください。

【オムツはどのように使うのか?】

先ほど、我が家は人間の新生児用のオムツを使っているとお伝えしました。
いくつかポイントがあるのでご紹介します。

まず、お尻の部分。
わんちゃんのしっぽを出すための穴をあけます。
オムツのお尻部分にはさみで十字の切込みを入れます。(この時、オムツの中のおしっこ吸収剤がパラパラと出てくることがあるのでお気を付けください。)


切込み部分を外側に折ってガムテープでとめればしっぽを出す部分の完成です!
次に、そのしっぽを出す部分にガムテープでビニール袋を付けます。
ビニール袋は、しっぽを出すために開けた穴の下半分につけておけば、わんちゃんがうんちをしたときにすぽっとその中に入ってくれるという仕組みです。


何度か失敗もありましたが、あなたのわんちゃんの体形などにあわせて工夫してオリジナルのオムツを作ってみてください。
これで我が家はトイレの処理がだいぶ楽になりました。
休日などにまとめて作っておくと楽ですよ!

【おしまいに】

我が家には15歳のトイプードルがいるのですが痴ほう症で、目もほとんど見えていません。
家族の中で私のことを一番好いてくれていて、寝るのも毎日一緒でした。
しかし今は私のことも誰だかわかっていないですし、ケージの中をずっとぐるぐる回っています。

悲しいことですが「年を取る」ということは、こういうことなんだなと現実を受け止めています。

年を取ってもあなたの愛犬に違いはありません。
たとえあなたのことを判別できなくなってしまったとしても、あなたの愛情がなければその子は生きていけません。
だから今までと同じように愛情を注いでほしいのです。
今でもふとした時に私の足元に寄り添ってくれたり、匂いをかいできてくれたり可愛くて仕方ないです♪
あなたと老犬の生活が少しでも改善されてより良い時間になれば幸いです。
あなたもわんちゃんも幸せな暮らしができますように^^