食事をガツガツ食べている愛犬の姿を見るのは嬉しいですよね!
反対に、食欲にムラがあったり、見向きもしない、
更に、鼻や手で食器を隠すしぐさをみたら・・・心配になります。
食欲不振は一般に多くの病気の初期症状でもありますが、
絶対に病気が原因というわけではありません。
しかし、食欲ムラを放っておくと、食事から得ることの出来る水分量が減り
全身状態が悪くなり、病気なってしまう事もあるので放っておくのは危険です。
*病気ではない食欲不振
・ドッグフードは食べないけれど、食卓から与えるものは食べる。
室内飼いの愛犬に多いのですが、飼い主さんの食事中の食卓から、
味付けをした人の食事を与えると、人の食事は濃い味付けで美味しいので
ドックフードは味気なく感じます。
愛犬にとっては塩分が高いので、食べ続けることで内臓にかなり負担がかかります。
味のついた人の食事は与えないようにしましょう。
・おやつは食べるけどドッグフードは食べない。
おやつはしつけの際のご褒美として使うのは最適ですが、喜ぶからと言って与えすぎると
ドッグフードを食べなくなります。
又、フードを食べないからと、おやつを与えていると、食べないとおやつが出てくると
学習をしてしまい、主食のフードを食べなくなります。
・食事を置きっぱなし
いつでも食べられる環境は犬にとって良い状態ではありません。
置きっぱなしは、匂いが飛んでしまい食欲もそそられず衛生的にも悪いです。
1日1回~2回適宜決めた量を、決めた時間に、決めた場所で与えます。
これはしつけの問題でもあります。
・もともと食が細い
人同様、食が細い犬がいます。
体重の減少がなく、元気があり、ほかに異常がなければ無理に食べさせる必要はありません。
・フードを新しいフードに切り替えた
月齢や年齢、処方食に替える際、同じメーカーなのに食べない!という事がたまにあります。
フードを切り替える際は、徐々に混ぜながら切り替えるます。
1週間から10日ほどかけて徐々にゆっくり替えていってあげましょう。
・老齢
年齢を重ねることで、味覚や臭覚が衰えたり、あまり動かないことで、お腹があまり空かない。
歯石がたまり口腔内の状態が悪くなったり、飲み込む力が落ちたりすることなどで
食欲が落ちます。
味覚や臭覚の衰えや口腔内の状態が原因の場合はドライフードにぬるま湯や
ウェットフードをトッピングしたり、手作りのフードを与えるのもいいですね。
意外と食べている姿勢が辛い場合もあるのでご飯を置く台を用意してあげるのも一つの手ですね。
・ストレス
引っ越ししたり、ペットホテルに預けたり、入院など、環境が変わったり、
コミュニケーションが足りなかったりすることで落ちてしまうことがあります。
ストレスの原因を見つけて解消してあげることで食欲は戻ります。
一緒に遊んであげたり、楽しい散歩をして、たくさんコミュニケーションを取ってあげましょう。
*病気に伴う食欲不振
食欲不振だけではなく、嘔吐、下痢、よだれ、目やに、尿の量が多いもしくは少ない、
など全体を見て、元気もない、体重も減ったなどの場合はすぐに動物病院をお薦めします。
*食欲落ちた時におうちでできる事
食欲にムラが出てきたらまずしっかり観察をします。それと合わせてドライフードだけで与えてる場合は、
缶詰やセミウェットフードなどをトッピングしましょう。
◎ココだけの話ですが、動物看護師にこっそり聞いた奥の手◎
動物病院に入院しているワンちゃんも食欲が増加する!
*用意するもの*
・生のささ身
・水
・(もしあればキャベツ1/4枚)
*作り方*
①ささみを(片手)なべに入れ水はささみがひたひたになるくらいに入れる。
②ゆでてささみが白くなったら火を止める
③ゆで汁の上澄みの脂の部分をスプーンなどで取り除く。
④手で触れるくらいに冷ましたら、ささみを手で適当に一口大程度に割く
⑤ささみを手で食べられれば与える。ドライフードに汁をかける
※与える時の温度は人肌程度の温かいものを与えてください。
フードは食べなくても汁だけ飲むことが出来れば、ドライから出てくるアミノ酸などの
栄養が取れます!
食欲が落ちてしまった際は、人肌程度の温かいフードを与えてみてください。
動物病院に連れて行って、治療をしている際の食欲が安定しない時にもおすすめです。
食欲がない愛犬は、大概、水分も不足しています。体液循環が悪くなると、
さらに全身状態が悪くなります。
動物病院で点滴を1回打つだけで食欲が戻るケースも!