◉クロサンショウウオの水槽レイアウト術

両生類

クロサンショウウオは野生の生き物です。もし飼育するなら、少しでも野生に近い環境で育ててあげたいですよね。

この記事ではクロサンショウウオが快適に暮らすための、水槽レイアウト術をご紹介したいと思います。

●飼育に必要なもの(必須なもの)

1.水槽(45〜60センチ)と水槽のフタ
2.赤玉土(中玉)
3.石(隠れ家に使用)
4.水苔
5.餌(ワラジムシ)

●飼育に必要なもの(あると便利なもの)

1.流木
2.観葉植物(水気に強いもの)
3.シダ植物・コケ
4.ソイル
5.ハイドロボール

以上の10点で、クロサンショウウオに快適な環境をつくることができます。順番に見ていきましょう。

手順1.水場を作るために石を積み上げる。
…水場は必須ではありませんが、高い湿度を保つために設置したほうが良いです。

手順2.水槽一面に厚さ3センチ程になるよう、赤玉土を敷きつめる。
…赤玉土は保水力があるため、床材の乾燥を防ぐことができます。

手順3.赤玉土の上に、薄くハイドロボールを敷く。
…水耕栽培に使われるハイドロボールを赤玉土の上に敷くことで、保水力アップをはかり、 クロサンショウウオを乾燥から守ります。

手順4.石をセッティングする。
…隠れ家となる石を立体的に配置します。クロサンショウウオの好む、狭くて暗い場所をた くさん作ってあげましょう。

手順5.植物を植えたい場所に、ソイルをまく。
…ソイルとは、水草用の栄養分を含んだ土で、植物の成長を助けてくれます。

手順6.植物、コケ、流木を配置する。
…ソイルをまいたところに、隠れ家をつくるように配置してください。

手順7.水苔を敷いて、完成。
…水苔は事前に一晩水につけ、水分をよく含ませておきます。水槽全体にまんべんなく敷き つめることで、乾燥を防ぎ、隠れ家にもなります。

以上が、クロサンショウウオ水槽のレイアウト手順です。

石をたくさん使い、植物を多く植えることで、より自然に近い仕上がりになります。いろいろな配置を試して、お気に入りのレイアウトを作成してみてくださいね。

●レイアウト後の管理方法

上手くレイアウトが出来ても、管理がマズイとクロサンショウウオも快適に暮らせません。メンテナンス方法の1例をご紹介します。

手順1. 2日に1回の霧吹きで乾燥を防ぐ。
…乾燥はクロサンショウウオの大敵。こまめな霧吹きを心がけましょう。

手順2. 3日おきに餌やり
…クロサンショウウオは大食いです。常に餌を求めてきますが、3日おきくらいで大丈夫です。

手順3. 2週間に1回の水換え
…水替えをしないとコケが生えてきます。見た目が悪いので定期的な水換えをオススメします。

◉まとめ

クロサンショウウオの水槽レイアウト術をご紹介しました。

生体にとって過ごしやすい環境を作るのは、飼育の基本です。

クロサンショウウオが快適に暮らせて、あなた自身が、見て楽しめるようなレイアウトを作成してみてくださいね。