はじめに
メダカブームの影響もあり、今ではたくさんの品種が存在する中、特に人気の高い「白メダカ」と「みゆきメダカ」。
見た目はどちらも白っぽくてキレイですが、実は性質や飼育ポイントに違いがあります。
今回は、私が実際に両方育てて気づいた「違い」と、初心者の方でも失敗しない飼育・繁殖のコツをご紹介します。
白メダカとは?
白メダカは、昔からある改良品種で、体全体が白く透き通るような印象があります。
光を反射せず、やさしい色合いのため、水槽やビオトープに入れるととても上品な雰囲気に。
みゆきメダカとは?
一方のみゆきメダカは、体表に強い光沢(メタリックブルーのような光)を持っているのが特徴です。
特に「上見」で鑑賞したときにその美しさが際立ちます。
白メダカよりも華やかな印象で、品評会などでも人気があります。
違いは見た目だけじゃない!
両者の違いは見た目だけでなく、繁殖力や飼いやすさにも若干の違いがあります。
個体差はありますが、白メダカのほうが初心者向きで、みゆきメダカは少し神経質な一面も感じます。
特に「強光」や「水質変化」に対して、みゆきメダカはやや敏感な印象です。

初心者向け・失敗しない飼育の基本5つ
水合わせを丁寧に
水合わせを丁寧に購入後すぐ水槽に入れるのではなく、袋ごと水槽に浮かべて15〜30分温度を合わせ、その後少しずつ水を混ぜていく「水合わせ」は必須です。
日当たりと直射日光のバランス
日当たりと直射日光のバランスメダカは光を必要としますが、夏場の直射日光で水温が上がりすぎると危険です。
屋外ビオトープなら日陰も確保しましょう。
エアレーションより水草が活躍
エアレーションより水草が活躍メダカは酸欠に強いため、エアポンプなしでも育てられます。
その代わり、マツモやアナカリスなどの水草を入れると水質も安定しやすく、産卵場所にもなります。
餌は少なめ・朝夕2回が基本
餌は少なめ・朝夕2回が基本与えすぎは水を汚す原因になります。
1分以内に食べきる量を目安に、朝夕2回が理想的です。
繁殖には温度と日照時間がカギ
繁殖には温度と日照時間がカギ春〜初夏が産卵シーズン。
水温が20度を超え、日照時間が長くなると産卵が始まります。
産卵床(シュロなど)を用意し、卵は別容器で管理すると高確率で孵化します。
初心者の方は、まずは白メダカから始めてみると安心です。
繁殖の楽しさ、美しさ、命のつながりを体感できるのがメダカ飼育の魅力です。
ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。
