簡単なメダカの繁殖のさせ方

はじめに

メダカを繁殖させる為には、用意する物が有ります。まず水槽、卵を分ける為の容器、照明器具、
ポンプ、ヒーター、餌等になります。

私の場合は、照明器具、ポンプ、ヒーターは使用せずに、簡単に繁殖させたので方法を説明したいと思います。

メダカの選び方

まず成長したメダカをオス2匹ならメス3匹、オス4匹ならメス6匹位の割合で一緒にします。

メダカの相性も有るので、3日〜1週間程様子を見て産卵していない様でしたら、メダカを入れ替えると良いでしょう。メダカには日照時間が大きく関係しているので、13時間以上に調節します。水温が18℃以上であれば繁殖を始めるので、水温が25℃〜28℃になるようにすると沢山産卵します。


私の場合は、室内で日の当たる窓際に水槽を置いているので、照明器具やヒーターを使用しないでも
産卵してくれます。

産卵床が必要

メダカが産卵すると卵を産みつける産卵床が必要になります。

水草や人工産卵床が有り、人工産卵床では枯れる心配が無く、産み付けられた卵が分かりやすい事、卵にカビが生えにくく孵化率が高いというメリットが有ります。

ホームセンター等でも売られていますが、100円ショップのセリアでも売られています。

また、100円ショップのスポンジと発砲スチールで丸くドーナツ型に穴を開けて、細長く切ったスポンジを何本か挿して産卵床にする事も出来ます。



水草の場合は産卵水草のホテイアオイ、マツモ、アナカリス等が一般的です。私の場合はアナカリスを使用していますが、マツモだと産卵した卵が付きやすい様です。ホテイアオイは花屋さんで一草100円程度で売っているので、根が長くなったら切ってあげて下さい。

ちなみにマツモを使用した事が有りますが、葉がバラバラになってしまって以来、アナカリスを使用しています。

卵から稚魚ヘ

卵が産卵床や水草についていたら、卵をそっと採取します。水草の場合は、卵がついている部分を切り取り卵を稚魚に育てる為の容器に移します。


私の場合は、ペットボトルを切り抜いた物に移していて、プラスチックの虫かご等でも大丈夫です。


卵はとても小さく透明ですが、手で摘んでも潰れないので手で移しても大丈夫です。卵と親メダカを一緒にして置くと、親メダカが卵を食べてしまうので、同じ水槽の中で育てる場合は仕切りやネット等を使用して、親と離したら良いでしょう。

卵は無精卵等も有り、カビてしまう事が有るので他の卵にうつらない様に、バラバラにさせた方が良いです。

カビが生えた卵は、取り除きます。



10日位経つと孵化します。透明だった卵の中に、黒い点々が出来て来て段々とメダカの形になってくるので、そろそろ孵化する事が分かると思います。

孵化したばかりの稚魚は、2~3日は持っている栄養で生きていけるので、孵化してから稚魚用のエサが売っているので、少ない量を1日に5回位与えます。

食べられる量をあげないと水がすぐ汚くなってしまうので、調節すると良いでしょう。

卵は沢山産卵すると思いますが、大体10個に対して1匹位の割合で成長するメダカになります。
稚魚の水は、ゆっくり少しづつ足していって下さい。

稚魚が1cm位になって来たら、また稚魚用の容器等に移して、卵を食べてしまわない様にします。

1.5cm位になると親メダカと一緒のエサが食べられる様になるので、親メダカの水槽に移しても良いでしょう。

まとめ

メダカはとても簡単に繁殖させやすいので、初心者の方には春の5月頃からがおすすめです。

卵から稚魚になり、仲間が増えていくととても可愛い姿が見られます。

とても癒やされるメダカなので、大切に可愛い仲間を増やしていって下さいね。