はじめに
私は3匹の愛犬と暮らしています。
そのうちの一匹が「心臓病」と「肝機能障害」と診断されました。
年に1回、健康診断を受けていたのですが、病院でこう言われました。

「この病気は半年ごとに検査しないと、見つかりにくいんです」
7歳を過ぎたら半年に1度の検査が推奨されていたことを知らなかった私は、気付いた時には愛犬を苦しませてしまっていたのです。
本記事では、同じ思いや経験を皆さんにしてほしくないという思いから、健康診断の必要性についてお伝えします。
健康診断の目的
犬の健康診断は、病気の早期発見・予防の為にとても大切なものです。
犬は言葉を話すことができないので、見た目では元気に見えても、体の中に病気が潜んでいる可能性があります。
また、病気ではないが肥満傾向にあったり、臓器への負担、老化のサインが分かったりと今後の健康に影響するであろう兆候も発見できます。
こうした変化に早めに気付くことができれば、食事や生活習慣の見直しを通して、未然に防ぐことができます。

いつ受けるべき?
6歳までは年に1回、7歳を過ぎたら年に2回が推奨されています。
犬の1年は人間に換算すると、約4年〜7年に相当すると言われています。
特にシニア期に入ると、変化のスピードが早まるので、定期的な検診が重要になります。

費用について
費用は動物病院によって、多少異なりますが一般的におおよそ5,000円〜30,000円です。
動物病院によっては健康診断のキャンペーンを実施しているところもあり、お得に受けられる場合もあります。
また、一部のペット保険には健康診断の補助がついています。
1回の負担はかかりますが、病気になり、治療となるとそれ以上の医療費がかかることもあります。
「健康への投資」ですから、とても価値のあるものです。

健康診断の必要性、留意事項について
若くても健康診断は必要

「うちの子は若くて元気だから大丈夫」
そう思っていませんか?
元気に見えるからこそ、健康診断が必要です。
先天性の病気を抱えている可能性、元々の数値が高い可能性、さまざまな視点から見た目では分からない不調に気付けることがあります。
かかりつけ医の重要性
かかりつけ医はいますか?
普段、動物病院を利用しないという方も、万が一に備えて、かかりつけの病院を見つけておくことが大切です。
健康診断の結果を基準にして、体調の変化にも早く気付けるようになります。

まとめ
「まだ大丈夫」「そのうち」ではなく、「今、現状を知る」という選択を取るべきです。
愛犬は家族です。この先もたくさんの時間を過ごす為に今のうちにできることを始めてみましょう。
そして、大切な愛犬の身体の健康状態を飼い主として、理解しておきましょう。