はじめに
愛犬と長く一緒に過ごしていると、表情や仕草、鳴き方で、愛犬がどのような感情を抱いているのか伝わってきますよね。
逆もまた然り。
愛犬に気持ちを見透かされ、驚いた経験はありませんか?
私たちが思っている以上に、飼い主のことをよく観察しています。
そのため、言葉を交わさなくても心の声がわかってしまうのです。
実際に、私がメンタル不調になった時、我が家の愛犬にも大きな影響がありました。
愛犬がどのような状態に陥ってしまい、またどのような対策をしたのかご紹介します。
・症状
我が家の愛犬は13歳になる老犬です。
若い頃に比べ、少しずつ身体の衰えは感じていましたが、これまで大きな病気を患うことはなく健やかに過ごしてきました。
しかし、私がメンタル不調になったことがきっかけで、愛犬の様子がおかしくなってしまいました。
具体的にはこのような症状です。
夜鳴き/自分の鳴き声に驚き慌てて混乱する/夜寝ない/徘徊/ご飯が食べられない、食べられても嘔吐する/お座りや伏せをしない/落ち着きがない/震える/目に活力がない/飼い主に近寄ってこない/尻尾が垂れ下がる/家の中で粗相をする/びっこ歩き |
老犬とはいえ数日前までは元気に過ごしていたので、急な出来事にかなり動揺しました。
翌日、急いで動物病院へ。
・動物病院で受診
何か病気が隠れているのではないかと心配もあったので、動物病院で受診しました。
診察結果は、老化による認知機能の低下。
大きな病気があったわけではなく一安心し、薬を二種類処方してもらいました。
愛犬の容態が急変した時は、自己判断せず、まずは動物病院で診てもらうことが賢明です。
万が一、問題があった時に早期発見ができると進行を防ぐことに繋がります。
また、いざという時のために、かかりつけの動物病院があると愛犬も飼い主も安心できるのでオススメです。ペットのことで困ったときに!獣医などおすすめの相談窓口をご紹介
・観察
愛犬の容態が急変してから、以下の変化がありました。
●1日〜2日後 最も悪い状態
→夜鳴き/自分の鳴き声に驚き慌てて混乱する/夜寝ない/徘徊/ご飯が食べられない、食べられても嘔吐する/お座りや伏せをしない/落ち着きがない/震える/目に活力がない/飼い主に近寄ってこない/尻尾が垂れ下がる/家の中で粗相をする/びっこ歩き
●3日〜5日後 不安定な状態
→夜鳴きが減る/睡眠時間が少し増える/ご飯を少しずつ食べられるようになる/粗相がなくなる
●6日〜10日後 少しずつ回復
→夜泣きが無くなる/狭いところ以外でも寝るようになる/徘徊はなくなるが立ちながらぼーっとしている/普段通りにご飯が食べられるようになる/遠くから飼い主を見つめるようになる
●11日〜14日後 かなり回復
→震えが減る/飼い主に近寄る回数が増える/落ち着きがありお座りや伏せをする時間が多くる/普段の尻尾に戻る/歩き方がなおる/
●14日以降 容態が急変する前の良好な状態
→目の輝きが戻り、リラックスして過ごし、飼い主に笑顔で近寄ってくる。以前の愛犬に戻る。
・対策
愛犬自身、初めての症状に戸惑い、悲しんでいることが表情から伝わっていました。
そのため、ひたすら安心感を与え続け、優しく体を撫でたり、心配しなくて大丈夫だよと声がけをしたり、平常心でいることを心掛け接しました。
また、睡眠時間が1日に4〜5時間ほどと極端に減ってしまったので、安心して眠れるような寝床作りも行いました。
我が家の愛犬は、狭い場所が好みなので、体を囲むようにクッションをたくさん使って寝床を作ったところ、その場所で睡眠をとるようになりました。
食事については、普段用のカリカリしているドライフードが食べられなかったので、ご褒美用の水分量が多いウェットフードをあげたところ、少しずつ口にするようになりました。
過ごしやすい環境を整えることが、愛犬にとって安心できるポイントになります。
まとめ
愛犬は大切な家族の一員で、言葉は交わせなくても心で繋がっています。
癒しや幸せを感じさせてくれる愛犬がいつまでも健やかに過ごすためには、私たち飼い主が健康でいることが重要なのではないでしょうか。