はじめに
ペットとして飼うことができる「オカヤドカリ」を知っていますか?
ヤドカリと聞くと海の中に生息している生き物をイメージするのではないでしょうか。
シルエットは似ていますが、海ではなく陸に生息しているのがオカヤドカリです。
そんなミステリアスな生き物であるオカヤドカリについて記事でご紹介していきます。
オカヤドカリの飼いやすさから飼うのが難しい点まで順番にご説明します。
最後までご覧ください。
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オカヤドカリとは?
オカヤドカリは主に沖縄周辺に生息しています。
実は、天然記念物に指定されているので限られた業者しか取り扱いができません。
夏場になると、限られたペットショップでのみ販売されます。
天然記念物をペットとして飼えるのは、特別感がありますよね。
チャームポイントはつぶらな瞳です。
体の色合いはダークな色から鮮やかな色まで種類が豊かです。
あなただけのお気に入りの色合いを探してみてください。
オカヤドカリが飼いやすい秘密は?
1)オカヤドカリ本体の値段が安い!
犬や猫を飼うのに品種によってはかなりの値段になりますよね。
では、オカヤドカリはいくらで買うことができると思いますか?
正解は、500円以内で飼うことが可能です。
実際に、今年オカヤドカリの数を増やしましたが1匹280円で購入できました。
驚きの価格ですよね!天然記念物だと思えないお値段です。
2)初期費用を安くすることができます
初期費用を安くする方法は、100均で揃えることができるものが多いからです。
オカヤドカリの大きさによりますが、水槽の代わりに虫かごを使用することで対応できてしまいます。
正規で購入したほうが良いものは3つあります。
それは、水飲み場・ヒーター・サンゴ砂です。
水飲み場は、爬虫類のエサ入れがおすすめです。
ヒーターも爬虫類用のパネルヒーターを購入すると役立ちます。
サンゴ砂は、細かい砂よりも少し粗めの砂の方が掃除しやすいです。
3)エサ代はほとんどかかりません
このエサ代がほとんどかからない理由は、野菜の切れ端をあげるだけで大丈夫だからです。
その他に、よく食べるのはポップコーンを1粒あげるだけでも喜んで食べます。
オカヤドカリはカニと一緒で雑食なので、何でも食べてしまいますが小食です。
エサ代がかからないのも飼い主の方にとっては、とても助かりますよ。
オカヤドカリを飼うのに難しい点は?
1)脱皮に失敗することがあります
オカヤドカリは脱皮をすることで体を成長することができます。
オカヤドカリが見当たらないときは、砂の中にもぐって脱皮をしている可能性があります。
体が小さいヤドカリほど、脱皮をする回数が多いです。
他の仲間から邪魔されたり体力が尽きてしまったりして、脱皮が失敗してしまうこともあります。
飼い主としては助けてあげたい気持ちがありますが、手伝うことはできず無事に成功することを見守るだけです。
初めて飼う方には、少し大きめのオカヤドカリの方が脱皮の成功率が高いのでおすすめです。
2)貝殻を集めるのが大変です
オカヤドカリは貝殻が小さくなると、新しい貝殻を試着し始めます。
今のサイズよりも少し大きめの貝殻を複数用意してあげてください。
その貝殻を探すのが正直に言って大変なのです。
貝殻を売っている場所が少なく、購入してみたらサイズが合わなかったこともあります。
私はオカヤドカリのサイズを測って定規を持ち運ぶようにしていました。
オカヤドカリにも貝殻にはこだわりがあるようで試着を何回もします。
試着する瞬間を見ていると、普段は貝殻の中で見えない体の部分を見ることができますよ。
中身は丸まっていて尻尾のようで、なかなか見る機会がないです!
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まとめ
オカヤドカリについてご紹介しましたが、魅力は伝わりましたでしょうか?
懐いてくれるペットではありませんが、行動を見ていて飽きませんよ!
もし興味のある方は、夏場にペットショップに行ってみてください。
実際に見ていただいた方が、つぶらな瞳の可愛さに気づいていただけると思います。
初めてペットを飼う人は、オカヤドカリも候補の1つとして考えてみてください。