はじめに

小型犬、大型犬共に、家の中で生活をすることが普通になってきました。フローリングのお部屋で、一日過ごすワンちゃんも多いかもしれませんね。
フローリングで走ったり止まったりするとき、脚が滑っていませんか?
滑りやすい床材では、脚に大きな負担がかかっています。「将来、ずっと歩ける」ことは、愛犬にとっても飼い主にとっても大切なこと。
我が家では、ちょっとしたことで足元が滑る問題を解消できたのです。
床の滑りで歩けなくなるかも
我が家には、4歳のイタリアングレーハウンド(愛称イタグレ)がいます。4カ月の時に迎えました。
イタグレの特徴は、長く細い脚。「骨折に注意!」と、いろいろな場面で見聞きしました。
そこで準備時には、滑ってケガをしないように、家中全てのフローリングに滑り止めのコーティング剤を塗り、万全の態勢で迎えたのです。
4ヶ月の頃は、まだ片手で軽々と抱き上げられる大きさでした。

動きや行動範囲も小さく、コーティング剤も効いていたので、走ったり止まったりするのには何も問題ありませんでした。
7か月になる頃には、すでに成犬並みに筋肉が発達し、動きにも勢いが増してきたのです。
そのため、家の中で動き回ると脚が空回りすることが多くなってきました。
このままでは、ケガや関節の病気が心配です。
・骨折
・股関節形成不全
・膝蓋骨脱臼
・椎間板ヘルニア
このような疾患から、後に歩けなくなってしまう可能性もあるそうです。
早急に対策が必要だと思いました。
我が家の対策
コーティング剤は、時間と費用がかかります。それに経過とともに効果が薄れると感じていたので、今回の選択肢には入りませんでした。
それでどうしたのか……。
カーペットを敷いたのです!
「え~、そんなこと⁉」と思われたかもしれませんね。しかし、これが一番手っ取り早く、しかも最良の方法でした。
効果は絶大!
カーペットに乗った瞬間、動きが変わりました。「動きやすい!」と分かったようです。
芝生で駆け回るようなしぐさをし、動きも俊敏になりました。しっかり走って止まれるようになったのです。
ただ残念なことに、カーペットを敷いて3か月が経つ頃には、遊んでかじり、3か所も穴が開いてしまいました。

そのことも視野に入れ、爪が引っ掛かりにくくお手頃な価格の物を購入したのです。
カーペットは変えられますが、犬の脚を変えることはできないですよね!
まとめ
ずっと歩ける……は幸せなこと
フローリングが滑る問題は、イタグレに限らず他の犬種も同じです。
滑る床材は、フローリングだけではありません。
後悔しないように、生活の中でしっかり蹴って歩き走れているか、また踏ん張って止まっているか、注意を払ってあげてください。
滑る素材の床には、できるだけ早い対策をお薦めします。